自分自身の備忘録とリハビリを兼ねて、ウォーキングの記録を綴っていこうと思います。大阪を歩いてみたい方や、ウォーキングが趣味の方の参考になれば幸いです。今回はその記念すべき?第1回です。
天気も良く、体調も悪くなかったので、久しぶりにちょっと長めに歩いてみることにしました。どこまで歩こうか少し迷った末に向かうことにしたのは──「ゼロカーボンベースボールパーク」。ご存じない方も多いと思いますが、ここは尼崎市(最寄駅は大物駅)に新しくできた、阪神タイガースの2軍本拠地です。阪神ファン以外にはまずピンとこない場所ですし、しかもその日は試合があるわけでもない。ましてや、歩いて行こうなんて・・・。とはいえ、歩きたい気分だったので行くことにしました。
今回のルートは、「大阪城 → 毛馬桜之宮公園 → 天神橋筋商店街 → 天六 → 中津 → 十三 → 御幣島 → 目的地」という、ちょっと北側を大きく回り込むコース。遠回りではありますが、こうやってルートを考えるのもウォーキングの楽しみのひとつ。
9時に出発。まずは大阪城から毛馬桜之宮公園へ。北へ向かうルートの中でも、この道は特に好きなコース。天気も良く、普段はやや濁っている大川も、光を受けてキラキラと綺麗に見えます。そのまま造幣局の前を通って南森町から天神橋筋商店街へ。もしここに立ち寄ることがあれば、写真にも載せているお店のアジフライ定食とカレーはぜひ一度。並びますが・・・。天満、天六と進むにつれて、昼飲みの誘惑がじわじわと押し寄せてきますが、そこは何とか振り切って中津方面へ。
中津からは十三大橋を渡って十三へ。大阪は「なにわ八百八橋」と言われるほど橋が多い街。中でも、淀川や大和川にかかるような長大橋を歩いて渡るのが個人的に好きです。理由はよく分かりませんが、なんとなく気持ちがいい。ちなみに、十三大橋は西側(下流側)からの眺めが良いのに対して、東側(上流側)はすぐに阪急の高架があってちょっと味気ない感じです。
十三に着く頃にはさすがにお腹もすいてきて、何か食べようと付近をぶらぶら。が、なかなかピンとくるお店が見つからず、結局「すき家」で牛をしばくことに。注文してからふと“○ズ○騒動”を思い出し、逆にしばかれてしまいました・・・残念。気分を害された方すみません。
気を取り直して再出発。しばらく歩くと、国道2号線と交差する歌島橋交差点に到着。ここは横断歩道がなく、歩行者は地下道を使うスタイル。初めてだと「えっ?どこに出るん…?」とちょっとしたダンジョン気分を味わえます。しかもここ、実は五叉路。慣れてないと方向感覚を失います。
ここまで来ればもうラストスパート。神崎川、左門殿川を越えて、阪神電車の線路沿いを歩けば、いよいよ目的地が見えてきます──そして、ゴール!
実はこの場所、工事前と工事中にも一度ずつ下見に来たことがあるのですが、完成してみると「パーク」というよりも、普通の野球場という感じに仕上がっていました。
今回の歩行時間はおよそ5時間ほど、距離にして約20km(アプリ計測)。目的地には10分ほど滞在して、写真を撮ってトイレに寄っただけ。でも、それでいいのです。目的地まで歩いたという達成感、そして何より帰ってからの一杯、それこそが最大の報酬です。