10月3連休の最終日、早起きしてしまったので出かけることにした。さてどこに行こうか?せっかくなのでちょっと遠出したいなあ。などと考えつつ、前から気になっていた「とくしま好きっぷ」で徳島に行くことにした。「とくしま好きっぷ」は南海電車と南海フェリーがセットになって片道2,500円。実質電車賃が無料になる大変お得な切符。ルートは南海電車で和歌山港駅まで行き、和歌山港からフェリーで徳島港へ。所要時間は南海電車が約1時間、フェリーが約2時間の計約3時間。
南海なんば駅を7時10分発の特急サザンに乗れば、8時25分発のフェリーに乗船できるので、それに間に合うように出かける時間を調整する。
時間的に余裕があったので、南海なんば駅までは歩いて行くことに。約40分かけて、乗車15分前くらいに到着。「とくしま好きっぷ」は券売機で買えるとのことなので、何とか購入。そうこうしている内に特急サザンが到着。特急と銘打っているがサザンは自由席であれば特急券は要らない。寝てたらあっと言う間に和歌山港駅に到着。フェリー乗り場は駅と直結しているので、乗船までは5分もかからなかった。
予定時刻通り出航。とりあえず展望デッキに行ってみる。本当にすごくいい天気で、風が気持ちよく、空も海もまぶしいほど青い。遠くを眺めながらボーっとしていると、2時間なんてあっという間だった。贅沢な朝の時間。こちらも予定時刻通り10時35分、徳島港に到着。
着いたのはいいが、特にどこに行くか決めていない。徳島は2回目なのだけれど、前は香川に行く道中に寄って、徳島ラーメンを食べただけ。
ちなみにこの徳島ラーメン、豚骨ベースに甘辛く煮た豚バラ肉を乗せ、生卵を落として食べるのが定番スタイル。濃厚なのに意外とくどくなく、ご飯との相性が抜群。地元では“おかずラーメン”とも呼ばれるらしい。
まあ、とりあえず徳島駅の方まで行ってみよう。徳島駅まではバスが出てるけど、天気がいいので歩くことにした。歩くのは好きなので苦にならない。川沿いの道にはクルーザーが並び、小さな港町みたい。歩道も広くて歩きやすく、正面にはどーんと眉山。ロープウェイでも乗ろうかな、などと考えていると駅近くの徳島中央公園に着いた。ここででひと休みして、どうするか考える。帰りを考えるとあまり時間がないので、ここは昼飲みしてうまいものを食べることに決定。ネットで地元の人気店を探す。ヒットして良さげだったのが「安兵衛」というお店。ここなら鮮魚や阿波尾鶏などいろいろありそうだ。ここから近いので行ってみることに。正午くらいだったので案の定満席だったけど、奇跡的にカウンターが1席空いていた。とりあえずビールで喉の渇きを潤し、刺身と阿波尾鶏を注文。安いと評判だったが、量が多いので一人だとそんなに安くはない。店のおばちゃんにおすすめを聞くと「キモ焼き」だということで最後に注文。これはうまい!香ばしくて濃厚で、酒が進む。気が付けば1時間30分ほど滞在。
腹も結構ふくれたけど、せっかくなので徳島ラーメンは食べて帰ろう。
そのまま、前に来た時に食べた「ラーメン東大 本店」へ。並んでいなかったが、店内は満員だった。この店はご飯と玉子が食べ放題という神システム。並みとご飯を注文。今回は控えめに玉子は2個。満腹でございます。
時計を見るともう15時前。16時40分のフェリーを逃すと帰りが遅くなるので、徳島港へ戻る。さすがに帰りの歩きはこたえたが、何とか徳島港に到着。帰りの船はちょうど夕陽の時間。展望デッキから見る夕暮れの海はきれいだった。朝から行き当たりばったりで動いたのに、結果的に完璧な飲んで食べただけの一日だった。










